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sn(up)shot

HAR MAKE MICCAにて新しい試みであるsn(up)shot™をプロデュースしました。

 

オーナーの石原さんは、名古屋のヘアサロンで経験を積み2店舗でサロンディレクター、教育責任者などを歴任後、地元の静岡県で独立開業。店舗デザインにもこだわりが強く、内装工事は自ら塗装などをしたほど。白い壁とコンクリート打ちっぱなしのシンプルで無機質な内装。壁面に鏡を付けずに、中央の大きなテーブルに鏡などの機能を集約した。ここには「ヘアサロンという機能意外にもこの空間を使いたい」というコンセプトがありました。

 

最初に「この空間を何かに使えないか?」と相談されたところから始まり、アーティストや作家とのコラボレーションというのがまず最初に出たアイデア。これはすぐに実現できました。石原さん自身のコネクションで作家さんの個展を開催。ヘアサロンのお客様だけでなく作家さんのファンや告知からのお客様など開催期間中多数のお客様が訪れてくれました。

 

次に「もっと独自のサービスを作ろう」という話し合いをしました。

石原さんとのヒアリングから、「子供」というキーワードが引っかかりました。ヘアサロンのメインターゲットは女性だが、子供と関わるイベント、サービスをやってみたいと考えました。会話の中で「カット中の子供の表情が素敵」というキーワードが見えました。

カット中はスタイリスト対子供のマンツーマン。この時に子供が見せる表情はスタイリストしか見ていない。これは勿体ない状態だと。これは両親も見たいのでは?そこからこのプロジェクトが始まりました。

 

フォトグラファー馬渕颯太を巻き込みすぐに始動。ヘアサロンのお客様何組かにテスト撮影の協力をお願いしました。

スタイリストもフォトグラファーも、そしてカットするお子様も全てが初めての試み。子供は素直なので、緊張で硬い表情もあれば、落ち着かなくてカットができないなんてことも。ただ、それも全てがストーリーとして写真に残ることはこのsn(up)shot™ならではの醍醐味でした。

最初は子供だけを撮影していく流れでしたが、ご両親の協力がより撮影の雰囲気を良くしてくれる事に気がつきました。横に座ってもらう。撮影の協力でレフ板を持ってもらいながら話しかけてもらうなど、撮影自体に参加してもらうことがイベントになり絵になる。最初の想像を優に超えるものが出来あがりました。

 

前髪をカットする時に力いっぱい目を瞑る顔や、シャワー台での洗髪にドキドキしてお母さんの手を握る小さい手、セットをしてもらって嬉しくて恥ずかしくてなんとも言えない笑顔が見れた時は唯一無二なものが撮れたという実感が湧きました。

Client:

micca hair make

Category:
Date:
Photo

馬渕颯太